ブログのインターフェイスに完全なものは存在しない

つくづく、ブログにも完全なものはないのだと感じる。


たとえば、海外サービスのMediumは、Ipadからすごく書きやすい。

だけどPCから日本語の記事は書きにくいことに気付いた。

 

なんというか、文字の打ち込みはカクカクしているし、キーボードで上下左右にも移動しづらい。
フォントも大きすぎるし、見出しも簡単につけられず、リスト表示も使えない。(たぶん)

PCから英語の記事を書くときや、タブレットから日本語記事を書く時は、ちょうど良い塩梅なのだけど。

 

逆にはてなブログは、とても iPadiPhone から書けるようなインターフェイスではない。

だけどPCからだと、日本語での長文が打ち込みやすいインターフェイスだ。

 

ブログを書く時に大事なのは「最も書きやすいインターフェイスで書く」ことではないかと思った。

だから、入力装置に合わせて使うサービスを変えてみるのも良いかもしれない。

「家でブログを書く時は、はてなブログを使う」とか「出先でiPadを使ってブログを書く時は、Meiumを使う」とか。

 

本当にインターフェイスというものは、ちょっとした差異によって、コンテンツをまるで変えてしまうぐらいの威力を持っている。
これが、いつも不思議で仕方ないのだけど。

 

たぶん人間の意識や集中力というものが、本当に些細なことで、影響を受けやすいということなんだろう。
「ああ、なんかキーボードの打ち込みがカクカクしてるな」という感覚があれば、コンテンツを書くことよりも、そのカクカクとした動作に意識が奪われてしまう。

人間は人間である前に動物だから、特に「動き」には意識をとられるように作られているのだ。

 

だからこそ、人間の集中力を奪わず、純度の高い形で残してくれるインターフェイスが希少なのだ。