「相席で良ければ、どうですか?」とスターバックスで女性に声をかけられた。大阪ちゃやまちアプローズ店、2019年11月10日 日曜日の昼下がりのことだった。

初めての経験だった。一番込み合う曜日の混み合う時間帯。僕が店内で立ち尽くしていると、妙齢の女性に話しかけられた。なんて優しいんだ。窓際の席で、少しだけ話しをした。僕は小さなベンチャーに努めていて、リモートワークをしている。彼女はこの地殻のベンチャーに務めているらしい。僕はハムとチーズのサンドイッチと、ショートサイズの抹茶のティーラテを飲んだ。席が空いたら立ちますねと言いながら、なんだかその席も居心地がよくて、あと、そそくさと立ち去るのはなんだか逆に申し訳ない気がして、1時間ぐらいはい続けてしまった。ふだんはPC作業とプログラミングには机は必須なのだけど、どうにか足を組んだり、その上にMacBokを乗せたりしながら、プログラミングすることが出来た。女性はやがて、本を広げたいからと言って、別の席に立った。こんなに温かな扱いを受けながら、僕が別の人に対して、席を譲らずに、二人席を専有し続けるわけにもいかないが、だがまだ、他の席はあかなそうだ。僕も程なくして席を立って、家に帰った。人間捨てたものじゃないと思った。そして僕が席を立つと、まるで僕が存在しなかったのように、二人連れの若い男性が席にすぐ、体を滑り込ませてきた。君たちもやがて、人間とはなんたるかを知りなさい。まあ、若いから良いよ。僕はこの日に食べたハムとチーズのサンドイッチの味は、忘れないだろう。

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“What if you want to share a table?” Asked a woman at Starbucks. Osaka Chayamachi Applause, November 10, 2019 It was an afternoon on Sunday.

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https://github.com/YumaInaura/YumaInaura/issues/2702