いなうらゆうまはここにいた 2019-03-11

アプリケーションのORDERが重要な理由をスターバックスで考える #UI #UX #設計。

朝のスターバックスに来た。マクドナルドかドトールか迷‥いや、こんな話はもう何度も書いたから良しとしよう。ショートサイズの抹茶のティーラテ、ノンシロップのオールミルクを注文する。500円程度。これが1ヶ月続けば15000円程度。会員制のカフェでこれだけの値段のものがあれば、僕は入会しないだろう。もし仮にの話だが。日々のジャブというのはすごい。1日500円ぐらいなら良いと思ってしまう。いや、こんな話はどうでも良い。今日はORDERの話をしたい。順序というのはとても不思議だ。たとえばソーシャルゲームのガチャの確率が、SQLのORDER句ひとつで意図せぬものになり、景品表示法かなにかの法律に引っかかったか、ユーザーの不満を買ったかで、ニュースになっていたことがあった。だがここではそういうクリティカルな話をしたいわけではない。もっとありふれたアプリケーションのありふれた機能のORDERのことだ。開発者目線でいうと、順序というのはさほど重要ではないと、感覚的に思ってしまう部分があるかもしれない。まさかと思うだろうが本当だ。ユーザーより常にソフトウェアに対する関心が低い。それが僕らエンジニアのだめなところではないだろうか。本当ならばいつでもソフトウェアのことを誰よりも考えているべきなのだろけれど。まあ、そうしたら逆に一般的目線を失ってしまいがちではある。おっと閑話休題。ところで今日ボクがスターバックスティーラテ抹茶のノンシロップショートサイズオールミルクを頼むと、店員さんが先にソイカードを差し出した。カフェではアレルギー問題を防ぐために、豆乳のドリンクを提供する時は、必ずお客さんにソイカードというものを渡し、それをドリンクカウンターでドリンクと引き換えるようになっているのだ。それは良いとして、今日は店員さんがソイカードを渡す順序が違った。お会計の値段を言って、次にはだいたい、僕がiPhoneのあまりイケてないスターバックスアプリのバーコード画面を開いて、お会計を済ませ、その後にソイカードが渡されるものなのだが。もう既に僕の手は、iPhoneを差し出すように動作していた。既に筋肉が動き始めていた。だけどソイカードとお会計のORDERが変わったおかげで、先にソイカードを受け取る動作が必要になり、そしてまたiPhoneを開く動作に戻る。この2ステップの往復運動が必要になった。ふと頭がよぎる、これがORDERの魔術だ。そうか。ORDERはひとつ変わるだけでも、ユーザーの肉体動作はまるで変わってしまう場合がある。たとえばTwitterのUIの悪い部分として、リストの順序を並び替えられない。たとえばチューリップ赤・白・黄色というようなリストが、リスト一覧の中にバラバラに並んでいたとして、僕らは赤白黄色の順序でそれを確認するために、何度も視線移動をさせなければいけない。他にも現実世界の話をしよう。たとえばアメリカ旅行でNY・シアトル・ロサンジェルスという順序で移動するのと、ロサンジェルス・NY・シアトルの順で移動するのとでは、旅路は大きく変わってしまうだろう。いや、この順序は本当に適当に言っただけなのだけれど。現実世界でこそORDERは本当に切実な問題だ。ハンバーグを食べた後にコーヒーを飲むのと、その逆とではまったく味わいが違ってくるはずだ。アプリケーションの世界では空虚なデータの、無機質な並びに思えてしまうかもしれないが、ユーザーが理解している抽象空間、そしてそれと紐づく現実世界では、ORDERが変わるだけで、現実的動作も変わってしまう。ユーザーの視点移動の順序も変わるし、その小さな一点が変わるということは、そのバックグラウンドであるユーザー体験や、業務全体に多大な影響を及ぼす可能性がある。なにはなくともアプリケーションは現実世界そのものとつながっているのだ。僕らが愛すべきは現実世界である。たとえスマホソーシャルゲームというデジタル世界のアプリケーションを開発しているとしても、それを遊ぶのは現実世界の、生身の肉体を持つ人間であり、電車の中でアプリを開いたり、朝7時のスターバックスで開いたり、マクドナルドのシート席でそれを遊んだりする。目覚めよ。僕らは悲しいことにまだ、完全な01メッセンジャーになれず、現実におけるきらやかな世界に、キラキラと輝くものとして、存在ざるを得ない。

Twitter / Zen

仕事が出来る人とは何なのか。

ひとつの能力や特質ではないと思う。ついそう議論してしまいがちだけれど。たとえ頭が良い人でも、頭が悪い人でも、仕事ができる人だと評価されることが出来る。ちなみに僕は頭が良いと悪いの両方のミクスチャーで、初動の理解がとても遅いという特質があるようだ。だけど知性というのはそういうものだと思う。一種類ではなく多種多様なタイプの知性が存在する。ところで役割とはなんだろう。ドラゴンクエストで言うならば、戦士がおり、魔法使いがおり、僧侶がいる。それぞれがそれぞれの役割を果たしているのが良い。戦士が呪文を使おうとしたり、僧侶が積極的に攻撃呪文を使ったり、魔法使いが前線でひのきの棒をふるっても仕方がない。ロールをこなせる。役割をこなせる。これが仕事ができる人の特徴だと思う。自分自身でロールを作る人は、RPGツクールというゲームが得意だったり。まあ、現実世界のほうがはるかに複雑で柔軟なので、必ずしもこのロール自体、形の定まったものではないと思うけれども。仕事ができるという高位のモデルに関しては、また時間を改めて考えてみたい。 <blockquote class=“twitter-tweet”><p lang=“ja” dir=“ltr”>仕事ができるって何をもって仕事ができるっていうの?<br><br>教えてください!<br><br>汎用的に使われすぎてよくわからないワードなんす、『あの人は仕事ができる、できない』ってw<br><br>こういう人は仕事できる。

Twitter / Zen

Original By

https://github.com/YumaInaura/YumaInaura/issues/746