宅配ボックスカード再発行にまつわるマンション管理会社との顛末

1. 使われない宅配ボックス

  • マンションに入居してから3ヶ月ぐらい、宅急便の人がぜんぜん宅配ボックスに荷物を入れてくれない。
  • 最初は荷物の大きすぎて入らないせいだろうと思ったが、小さな荷物でもボックスは使ってくれない。
  • ネットでググると「トラブルが多いから宅急便業者は宅配ボックスを嫌がる」という話が出てきたので、そのせいだと思った。
  • だが、再配達の時に「宅配ボックスを使ってください」と電話で具体的に伝えてもらっても、ぜんぜん使ってくれない。
  • 念押しに、もういちど宅急便の人に聞いてみたら「宅配ボックスが未登録だから使えないんです」という答えが返ってきた。
  • ごめん俺が悪かった。登録するよ。

2. 宅配ボックスカードの登録

  • だがしかし。宅配ボックスの具体的な登録方法が分からない。
  • マンション管理会社に宅配ボックスの登録方法を聞いてみた。
  • そうすると「ボックスは最初から登録されているはず」という答えが返ってきた。どうやら管理会社の人が、入居時の登録を忘れてたっぽい。
  • そういう事情なので、宅配ボックスを新規登録してもらうことになった。
  • 「カードは手渡しか郵送でお届けします」と言われたので、届くのを待つことにした。

3. 届かないカード

  • だがしかし。それから三週間してもカードが届かない。
  • マンション管理会社に再度「どうなってますか」と問い合わせたところ「折り返し連絡します」というので、待つことにした。
  • だが、それから一週間しても連絡がない。
  • 再度問い合わせたところ「カードは部屋のポストに入れました」という答えが返ってきた。それは気づかなかった。
  • さっそく部屋のポストを見てみる。だが、何も入っていない。
  • もういちどマンション管理会社に問い合わせる。そうすると「確かに部屋のポストに入れた」という答えが返ってきた。

4. 宅配ボックスカードの再発行

  • マンション管理会社からは「カードの再発行料が3000円かかります」と言われた。
  • これはおかしい。「最初からカードが登録されていなかった」「郵便か手渡しと聞いていたけれど、実際は部屋のポストに入れられていた」「しかもカードを見た覚えがまったくない」「それでも3000円かかるんですか?」と聞いてみた。
  • すると「どういう渡し方をしたかは問題ではない」「はい、3000円かかります」という答えだった。
  • 「ちゃんと部屋のポストに入れると連絡をしたじゃないですか」と言われたが、僕は、そういう連絡を受けた記憶がまったくない。
  • 念のため、あとから自分のスマホの着信履歴を見てみたが、マンション管理会社からの着信は存在しかった。
  • そのときは話に決着がつかず、管理会社側から「また連絡します」ということになったので、待つことにした。

5. 宅配ボックスカードの再発行

  • それから1週間。またマンション管理会社からはなんの連絡もない。
  • しびれを切らして電話で問い合わせてみると、再発行料なしでカードを送ってくれるらしい。ということに、いつの間にか話が落ち着いていた。
  • こんどは郵便書留で送ってくれることになった。
  • ようやく宅配ボックスカードが受け取れそうだ。

6. 「宅配ボックスの専有」により管理会社から注意を受ける

  • ある朝。マンション管理会社から電話があった。
  • マンションの宅配ボックスのうち、ほとんどを僕が専有していると、他の住人から苦情があったそうだ。
  • これは管理会社の「別部門」からの連絡だった。情報は共有されていないっぽい。
  • 宅配ボックス側の登録」がそもそもない場合は、ボックス自体が使えないので、荷物はボックスに届かない。
  • だが「ボックス側の登録」がされているのに「カードがない状態」だと、どんどんボックス未解除の荷物が増えていくのだ。
  • 管理会社に事情を説明したところ「はあ、そうですか」「それではよろしくお願いします」みたいな受け答えで、話がついた。
  • やや気分は悪いけれど、もうすぐカードが届くし、問題は解決だ。

6. カードは届くが使えない

  • ようやく宅配ボックスカードが郵便書留で届いた。
  • さっそく、専有している荷物を引き払う。
  • だがしかし。カードを宅配ボックスに差し込んでも「未登録」というランプが点灯するだけで、なぜか使えない。
  • 裏、表などを変えて、4方向で試してみるが、やはり「未登録」と表示されるだけで、宅配ボックスは開かない。ダイヤモンドは砕けない
  • これは問題を切り分ける必要がある。たぶん自分が使い方を理解していないせいだ。
  • 他の部屋番号にカードを使ってみたら、どんなエラーが出るのか試してみることにした。

7. 他の部屋の宅配ボックスが開いてしまう

  • 驚くことに。他の部屋番号の宅配ボックスにカードを使ったところ、開いてしまった。 (本当に開いてしまった。さすがに「嘘だろ」って思った)
  • マンション管理会社が登録番号を間違えたのだろうか。しかし、それにしても「すごい確率」での間違えじゃないか。こんなことがあるのか。
  • ボックスの中には、何か封筒のようなものが入っていた。もちろん、他の住民の名前が書かれていた。
  • どうしようかと10秒考える。「そうだ、同じ部屋番号で宅配ボックスをロックしなおせば良いんだ」と気づく。宅急便の人がやるみたいに。
  • 間違って開けてしまった宅配ボックに対して。元の部屋番号を入力して「ロック」すると、無事、ボックスを閉じることが出来た。

8. 証明の保存

  • マンション管理会社に対して「本当に他の部屋番号のやつが開いた」「自分の部屋番号のは開かない」ということを証明するために、念のため、携帯で動画を撮影することにした。
  • もういちど、自分の宅配ボックスにカードを入れ、他の部屋の宅配ボックスにもカードを入れて、それをスマホ片手に動画撮影する。
  • だが、さっきは開いたはずの「他の部屋のボックス」がなぜか今度は開かない。
  • どうやらさっき自分は、元の状態とは部屋番号を1番ズラしてロックしてしまったらしい。
  • どうしてそれが分かったかというと。カードを試す前の宅配ボックスの状態を、事前に撮影しておいたのだ。ネタ画像として。
  • だがこれは、つまり。1405号室の人宛の荷物が、1404号室の人のカードで開けることができるという状態だ。これはまずい。
  • いまの操作で 1405号室の人も、ひとつの荷物を受け取れなくなった。

9. そして伝説へ。

  • そして明日、マンション管理会社に再度の連絡をするところだ。
  • また3週間ほど待たなければいけないのだろうか。そしてその間、僕の宅配ボックスは専有し続けるのだろうか。
  • 明日、連絡するときは、マンション管理会社の「別部門」にもちゃんと事実を共有してもらうようお願いしたい。
  • あとは張り紙をしてもらうことをお願いしたい。「しばらく宅配ボックスが専有されてたけど、住民は悪くないよ」というニュアンスのやつを。 -「1201号室の奴って、どんだけボックスを専有してるんだよ」と思われるのは嫌だから。