マインドフルネス | 浮かんだ思考に対して「自分の反応を決めること」と「感情的に悩むこと」の違い

僕が思うに、マインドフルネスは「思考をやめること」ではない。 心に浮かんだ「思考」に対して、自分で意識的に反応を決めることだ。

自分の反応を決める

  • ひとつの考えが浮かぶ
  • 解決のために自分がどう反応するかを決める(答えを出す、もしくは答えを出さないことを決める)
  • 必要ならば行動を起こす(もしくは行動をいつ起こすかを決める、または行動を起こさないということを決める)
  • 自分の反応と、することが決まったら、もう思い悩むことはない
  • 心配の種が減る(そもそも、最初に考えが浮かんだ時点で反応を決めてしまうので、厳密には心配さえしていない)
  • 考えることをひとつずつ潰してゆくので、好循環でさらに他の考えを処理しやすくなる

感情的に悩む

  • ひとつの考えが心に浮かぶ
  • その考えに感情的にとらわれる
  • 答えが出ないまま、かなりの秒数を感情的な反応に費やす
  • その考えから連想されるネガティブな空想、妄想で脳を傷つける
  • たとえいちど答えや行動を決めても「本当にそれで良いのか」とまた悩み始める
  • 自分の反応を決めていないので、何十回、何百回も同じ考えが浮かんできて、それにまた感情的に反応する
  • 心配の種は減るどころか、空想や妄想によって増えてゆく
  • 考えることをひとつずつ増やしていくので、悪循環で他の考えも処理が難しくなる