もっと「科学的裏付け」がある本を読もう
最近の本を読んでいると、科学が人間の「脳」「体」「神経」に対して、ものすごい勢いで研究を深めていることが分かる。
「学習方法」 「食事方法」 「運動方法」 「疲労のメカニズム」 「瞑想」
これら多くの分野に科学的分析の成果があり、それが一般にも広められ、千数百円で情報を得ることが出来る。 これは10年前では考えられなかったことだ。
科学の良いところは「より正解に近づきやすい」というところ。
科学的根拠がない本だと、たとえばひとつのメソッドを実行して、効果があるかもしれないし、効果がないかもしれない。 効果があったと実感しても、もしかしたら偶然かもしれない。 1ヶ月、半年と続けてみなければ、真偽がわからないことだってあるだろう。
しかし人生は有限だ。 数万もある情報の中から「正解」を選ぶのは非常に難しい。
著者の言っていることは真実かもしれないが、そうではなく「ただの意見」や「思い込み」という可能性のほうが高いだろう。 本に書いてることのうち3は本当で、7は嘘かもしれない。
しかし科学的裏付けは、読者が正解に近づく可能性をぐんと上げてくれる。 科学だって間違うことは多くあるだろうが、著者1個人の「意見」よりは遥かに精度が高い。
僕達はより安心して「情報」を受け取り、実践することが出来る。 もし科学的裏付けが後から覆されたとしても、それはそれで方向を修正することが出来る。 (しかし根本から覆されるようなもののは恐らく少ないだろう)
そう考えると、著者1個人が健康や学習効率などに関して語るという時代は、終わりが来ているのかもしれない。 科学的裏付けから書かれた本と、そうでない本の価値を比べると、本の値段は同じぐらいだろうに、1万倍もの開きがあるように思える。
たとえば「瞑想」ひとつとっても、科学的裏付けがあろうとなかろうと、していることは同じかもしれない。 しかし瞑想にもおそらく数多の宗派があり、流派があり、僕達の目的が「心の安定を得る」ことだとしたら、そのどれを選んだら良いのか、真実が分からなくなる。 けれど科学はそれに比べて公平だ。客観的な
もしあなたが読書で自分自身の生活、人生、幸福をプラスにさせようとするならば、 これからは絶対に「科学的裏付け」がある本を厳選して読んだ方が良い。