筋トレはしんどい? 気持ち良い?
筋力トレーニングのコツは 「やった後に、どれだけ満足を感じられるか」 だと思った。
たとえばスクワット50回をして 「はい、終わり」「あー、しんどかった」と思うか。
それよりも 「血流が上がっている感覚」に注意を向けて、 息が切れていることや、変化した感覚に満足を覚えるか。
これによって、自分にとっての筋力トレーニングの位置づけが変わってきそうだ。
人間、しんどいことはやりたくない。 だが、気持ち良いことはまたやりたくなる。
筋力トレーニングによって得られる感覚は、どちらなのだろう? 僕は「両方だ」と思った。 同じ筋力トレーニングをしても「しんどさ」に注目することも出来るし「満足感」に注目することができいる。
どうせなら、後者に注目しなければ損だ。 「トレーニング中のしんどさ」よりも「トレーニング後の気持ち良さ」をよく覚えておきたい。 そうすればきっと明日も、また同じ感覚を覚えたくなるだろうから。
この1年間で僕の生活を激変させた7つの習慣
1. iPad mini 4 での読書
思えば、ここから全ては始まった。
Kindleがあればいつでも、どんな本でも読むことが出来る。 これによって読む本の量とバリエーションがものすごく増えて、結果的に、常に良質な情報にアクセスできるようになった。
iPad mini 4 の良いところは、指紋認証があるところ。
「パスコードロック開示のために、数字を入力しなくても良い」
これはものすごく大きなメリットだ。 だって、紙の本を読む時は、それこそ一瞬で開くことが出来る。
「パスコードロックのための数字入力」 この一手間で、もう本を読む気力は1/10以下に減ってしまう。
それまで「Kindleでの読書は、なんとなく続かないなあ」と思っていたのは、このパスコードロックのせいだった。 なので iPad mini 4 の指紋認証は、僕にとっては革命的だった。
あとは、気になったタイトルは一瞬で試し読み、ダウンロードが出来るというのは大きい。 例えるならば「喉が渇いた時に水を飲む」「腹が減った時に食事をする」ような感覚だ。
2. 瞑想
瞑想を始めたのは、半年前ぐらいのことだ。 もう今では、瞑想をしない日は考えられない。というよりも、歯を磨くように瞑想が当たり前のものになっている。
この効果は劇的で、自分の精神との付き合い方を一変させてしまった。
メリット
- 仕事で焦らないようになった。他の人から「いつでも平常心ですね」と言われるようにさえなった。
- それ以前は実は、逆に焦りの塊だった。最初はこの仕事上の問題を解決するために、瞑想を始めたという経緯がある。
- 「心が一時も休まらない感じ」が収まった。時には、心からの平穏を感じることさえ出来るようになった。
- 夜眠る前に、ネガティブなことを考えないようになった。安心と暖かさを感じながら眠れるようになった。
- 基本的な集中力が増した。自分の集中力をコントロールできるようになった。
- 物事を熟考する方法を手に入れた。瞑想しながらひとつの物事について深く考えると、自分なりの答えが見つかりやすい。(瞑想には「心を無にしない方法」もある)
- 自分の弱みが分かるようになった。苦手なものを苦手だと認識できるようになった。
- ほとんど疲れを感じないようになった。体のエネルギー状態は常に変化するが、疲労困憊することはなくなった。
3. 糖質制限
糖質制限をはじめたのは4ヶ月ほど前。
はじめは「ご飯を抜くところ」から初めて、どんどん糖質の量を落として、今では1日に50g以内にはなっている。 いわゆる「スーパー糖質制限」のレベルだ。
自炊をする時の鍋や、野菜にも糖質が含まれるので、このぐらいが最低限かなと思っている。
糖質制限を始めてみて、世の中の食べ物全般を「炭水化物」と「そうでないもの」に二分して見るようになった。 こうすると、コンビニや外食など、世の中に出回っている食べ物には、本当に「炭水化物」のバリエーションにすぎないものが多いんだなと思うようになった。
メリット
- 食後に眠くならなくなった。
- タンパク質や野菜の摂取に、カロリーを割けるようになった。
特に一番嬉しかったのは、前者の「眠くならない」というものだ。
それ以前は、たとえば仕事のランチの後でも、夕食で人と話していても、食後に猛烈な眠気に襲われて、耐えきれないほどだった。 これは単に食事のせいではなくて、炭水化物のせいだったんだなと分かった。
4. 電気圧力鍋での自炊
自炊を始めたのは3ヶ月前ほどの話だ。 今では毎日自炊をしている。
- 夜寝る前に、明日の分の鍋を作る。
- 次の朝、加熱をして食べる。
- 夜帰宅してからも、もういちど加熱をして食べる。
- そしてまた、次の日の分の鍋を作る。
こんな感じだ。
使っているのは電器圧力鍋。 これで手間をあまりかけずに、加工度の低い、美味い食事を毎日食べられるようになった。
(あまりに美味いせいか、外食があまり美味しいと感じられなくなったほどだ)
それ以前は健康面を気にして、毎日定食屋に通ったり、コンビニで体に良さそうなものを買い込んだりしていた。 そうしたら月で最大食費が7万円ほどになったことさえあった。 これではいけないと思ったのがきっかけだ。
「手間がかからないこと」と「美味しいものが出来ること」を基準に色々と検討した結果のだが、思い切ってこいつを買ってみたのは大正解だった。 この電気圧力鍋は、自分の食生活を一変させてくれた。「どうして今まで知らなかったんだろう」と思った。
レシピ
いろいろと試してみて、今思っていることは「味噌鍋最強」ということだ。
別に色々なメニューを作って頑張らなくても良いのだ。
- メニューは鍋で固定
- 味付けは味噌で固定
ここまで作るものを絞っても、入れる材料や調理の仕方によって、味わいがぜんぜん違ってくる。
- 白ネギ、大根、白菜、キャベツ、茄子、玉ねぎ、糸こんにゃく、きのこ類などをテキトウに、数種類入れる。
- 肉はあとから追加して軽く煮込むと、素材の味が活きる。逆に硬い肉は圧力調理で煮込むとホロホロになる。
- 小松菜などの青物を入れれば、スパイシーな感じになる。
- 卵を溶かせばマイルドな味わいになる。
気をつけていること
自炊の最大のハードルは「手間」と「不味さ」だということを、過去の反省から知っている。なので次の点を守っている。
- 冷蔵保存はしないこと。電子レンジを使わないこと。作ったものは必ず食べきること。
- 冷蔵保存のためにタッパに入れたり、それをレンジで温めたりすると、手間がかかる上に、味気なくて自炊が嫌になる。
- カレーは作らないこと。洗い物の手間を極限まで減らすこと。
- 基本的には、お椀1個を水洗いするだけで良いようにしている。鍋は食べきったときに水洗いすれば良い。
5. ミニマリズム
部屋を片付けて、毎日、朝日を浴びながら清々しい気持ちで起きられるようになった。 それまでは気付かなかったが「物」がいかに自分の気分を左右しているかということが分かった。
単なる「片付け」ではなくて、ライフスタイルとしてのミニマリズムを実践しようと思った。
6. 睡眠のとり方
正確に言うと、これから生活を一変させてくれそうなもの。
最近は夜10時には寝て、早起きするという生活だったのだけれど、ちゃんと熟睡できていたかというと、多分違う。 睡眠の質はかなり低かったんじゃないだろうか。
とくに近頃、睡眠関係の良書がようやく出始めてきたようなので、実践してみることにした。 (昔は研究が進んでおらず、本当にロクな本がなかった)
- 睡眠は最初の90分が最重要
- 眠る90分前には風呂に入る、朝はシャワーのほうが良い
- 部屋の明るさを、外の明るさと合わせる
- 夜は真っ暗な環境で寝る、朝は眩しい環境で起きる
- 筋力トレーニングは午前にする
- 午後からだんだんと自分をスローダウンさせていく
ところで、飲むコーヒーは全てカフェインレスに変えた。
7. 筋力トレーニング
これも、これから生活を一変させてくれそうなもの。
軽い腕立て伏せこそ続けていたものの、筋力トレーニングと運動ばかりは、どうしてもなかなか続かなかった。
けれど、久しぶりに筋肉痛が起こるほどのスクワットをしたら、なんだか体がいつもと違う感覚になって、1日中ほわほわとしていた。これは癖になりそうだ。
メンタルの持ち方から変えてしまいたい。 「筋力を鍛えるため」というよりも「血流量を増加させて一日のパフォーマンスを上げるためのメソッド」として、ワークアウトをしてみたい。
まとめ
種類としては色々な変化を試してみたが、基本的には「よりシンプルにする」「野生に近づく」という理解をしている。 良くなるための努力をするのではなく、悪くなるための努力をやめれば良いのだ。
- 良い読書のためではなく、スマホアプリに多くの時間を使う。
- 1日中、思考のノイズにとらわれている。
- 加工度の高いものや、大量の炭水化物を摂取する。
- 新しい物をたくさん買って、使わなくなったものまで保有し続ける。
- 睡眠を削って日中の生産性と、幸福度を下げる。
- 運動をしない習慣を続ける。
これらはすべて「悪くなるための努力」だ。 だから実は、やめるだけで良い。
よりシンプルになろう。 より無駄なものを削ぎ落とそう。
多くのことを学んでも、重要なのはほんのわずかなポイントだけだ。 最重要のエッセンスを見極めるために、僕たち情報を得て学ぶのだ。
この世の中で言われていることには、あまりにも間違ったものが多い。 だけどそれならば、例えば10個の中から、1個の真実を見つけさえすれば良い。そして、それを10回繰り返せば良いのだ。
RICH GARDEN 梅田中崎町店でアボカドチーズバーガーを食べてきた
かなり久しぶりだ。 今日は通算3度目。
糖質制限中だけど、月に1回ぐらいは良いだろう。
店構え。
メニューの看板。
1周年みたいだ。 おめでとうございます。
日曜昼。 想像より賑わっていて、2人待ち。
「時間を変えて来ますね」って店員さんに伝えて、店を出た。
そして3時間後。カフェタイムに再来店。 店員さんが「さっきはお待たせして申し訳ありませんでした」って、覚えていてくれた。すごい。
さすがに店は空いていて、カウンターでうつ伏せに寝ている人もいる。 あんまり見渡しの良くない、店の端のカウンターに通されたので、テーブル席をお願いしたら、快く通してくれた。
ちなみに日曜はワンドリンク制ということなので、炭酸水を頼む。 よく冷えている、ちょっと甘い、上品な味。美味い。
アボカドチーズバーガーを注文。
しまった! 糖質制限中なのにポテトなしでオーダーするのを忘れてた。
あたたかいおしぼりもある。
こぼれ落ちそうなアボカドがいい。
「写真撮ってね」って書いてある!
紙に包んで食べる。
緊張の一瞬。 ここでしくじったら一気に悲しい思い出になる。
成功。かぶりついた。 味付けはわりと薄味に感じる。
肉の味がよく分かるように、上のパンを外してから食べたりした。
お会計は1550円。 ごちそうさまでした。
梅田ハンバーガ店 タモンズ (TAMON’S) のぐるなび登録内容が挑発的過ぎる件
この煽り文句。
世に出回るいい加減なクチコミやメディアの情報に左右されない、絶対的な自身の感覚と舌でご用意させて頂いた自慢のハンバーガーをぜひご賞味下さい。大量生産の毒入りの格安バーガーがお好みでしたらそちらへどうぞ。
このクーポン。
このタワー感。
PRで自動表示される広告にさえヒヤヒヤする。(真ん中のチェーン店)
一度行ってみようかどうか考えている。
糖質制限と瞑想と睡眠
最近、ジャンルとして関係のない本を読んでも、糖質制限や瞑想の記述に行き当たる。
- SLEEP 最高の脳と身体を作る睡眠の技術 : 糖質制限、高脂質食、瞑想について言及されている
- Go Wild : 瞑想、糖質制限、睡眠について言及されている
- サピエンス全史 : 穀物が人類の健康度を低下させたことや、ブッダと瞑想について言及している
- ぼくたちに、もうモノは必要ない : 著者が瞑想を実践している
糖質制限をすること。瞑想をすること。睡眠時間を削らすよく寝ること。
この三つは、本当に信頼のおける手法なのだという理解が増してゆく。 あらゆる先進的な文献が、口を揃えて「重要だ」と言及しているのだから。 今後の未来、どんどん当たり前のものに、人間生活のスタンダードとして認識されるようになっていくのではないだろうか。
人間の幸福のために必要なものは、本当はすごくシンプルなはず。 重要なことはほんのわずか。方向さえ間違っていなければ良い。
食い意地が張っていることの懺悔
食品廃棄量が世界一高いこの日本という国で、食べ物を大事にしたいと思う。 外食に行って、人が残しているものがあれば、ぜひ頂きたいと思う。 食べかけのものをいただくわけではない。ただ手付かずのままのものであれば、いただきたい。
だけど恥じらいもなく「それ残ってるなら、ください」というのは、あまりにも意地汚い。 人間としての品性が疑われる。 きっと人も無碍には断らないだろうが、実は密かに、生理的嫌悪感を持たれる危険性がある。 食べ物をくださいと頼んで好感度が下がることがあれど、上がることはないだろう。 たったひとときの胃の満足のためだけに、これはあまりにも危険な賭けだ。
大勢で行く食事ならば「この皿はもう誰も食べないな」というタイミングを常に見計らっている。 誰も食べない皿ならば、自分が全部平らげてやりたい。 最初はちゃんと「一人分の量」は守るけれど、テーブルの空気を読みながら、タイミングをうかがって、なるべく最大の量をいただきたい。 誰も食べないものならば、どうせなら僕が頂きたい。 それも、意地汚く思われずに、スマートにいつの間にか平らげてやりたい。
たとえば会社の懇親会で、他のテーブルに余った、手付かずの肉料理を狙っていたりする。 どうせ食べきれずに捨てられてしまうのならば、美味しい料理を我が胃に収めたいと思う。 それによって、料理も、料理を食べきれなかった人も、自分の胃も救ってやれるのだから、こんな慈善行為はないと思う。 だけど何故か「その余り物をください」と言うのがためらわれる。 宴もたけなわの頃、皆がもう帰りかけた時、さりげなく残されたメインディッシュたちを回収したい。
このようなあさましい行為。 自分では「きっとばれていないだろう」と思っているが、たぶん周りにはバレているんじゃないか。 それが人事評価に響く可能性があるとさえ空想する。 もし僕が逆の立場だったら、たとえどんなにできた人だろうとも、他のテーブルの料理まで虎視眈々と狙うような奴は嫌だ。 言うなれば、明るいスケベではなく、ムッツリスケベ。 情動的犯行ではなく、計画的犯行だ。きっと罪科は重くなる。
だから僕はせめて、食い意地が張っているということを、人に明かせるような人間になりたい。 人の裏をかくように、手付かずの食べ物を掠め取るのではなく、「美味しそうなそれを、わたくしに一品いただけますでしょうか」と、紳士的にお願いできる人になりたい。
僕は明るい食いしん坊になりたい。