いなうらゆうまはここにいた 2019-03-21

永遠に続く愚痴には二度と近づきたくない。

あれは先月の話だっただろうか。なんだかものすごく嫌な感じを受けた。深淵な闇を見てしまったような気がした。ほんの些細な、日常の会話、出来事であったのに。なぜこんなにも嫌な気持ちがするんだろう。だけど感じることの反対には、必ず事実がある。ぐちだ。果てしなく永遠に続きそうなグチ。たまのぐちならば良い。だけどそれを数ヶ月、数年も繰り返す人がいたとしたら。その人は問題解決をそもそも、したくないのかもしれない。ずっと永遠に、ぐちを言い続けることが目的なのかもしれない。それを改善しろとは言わない。ぐちを言い続けることが目的ならば、そうしたら良い。人類は果てしなく前に向かって進歩したほうが良いだなんて言わない。だけど思いの外、ぐちは僕自身に、破壊的な嫌さをもたらしているかもしれない。何日経っても、何週間経っても、何ヶ月経っても、まるで進展なく、繰り返される、ぐち。同じ話を何度も聞くだけでも嫌なのに、その内容が何の進展もないぐちだったり、他にも色々な怨念が込められていそうな、何らかの、闇。その深さの一端を感じてしまって、ものすごく、普段感じたことがないような、嫌さを感じてしまったのだろうと思う。とても恐いから、エンドレスな愚痴にはもう二度と、近づかないでおこうと思う。みずからの心の保全のためだ。大事なことなので二度いうが、別に愚痴が悪いわけじゃない。どこかの自己啓発マニアみたいに、自己改善こそが命だと唱えたいわけでもない。僕はそこに闇を見つけてしまうので、危険信号として、もう二度と、近づかない。

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https://github.com/YumaInaura/YumaInaura/issues/833