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Yuma Inaura 稲浦悠馬 | とりとめもないこと

愛すべき Mac Book Air に捧ぐ

アイアムアヒーロー 22巻 (最終巻) 感想

結論

何の不満もない。

この一コマがすべてを表している気がした。

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怪物の目的なんて存在しない。 エヴァンゲリオン的な謎明かしは存在しない。

私見

人間は怪物に「何が目的だ?」と聞くけれど、 じゃあ逆に人間が怪物に「何が目的だ?」と聞かれたら、一体何と答えるんだろう。

僕たち人間自身には「目的」なんてものがあるんだろうか?

人間と同じように、怪物にも目的なんて存在しないのだ。

Amazonレビューの反応(1)

この手のマンガは最終回迄に全ての謎が明らかになって当たり前。


なーんも説明ないです、あとはご自身で考えてくださいのよくある終わり方だが輪をかけて腹の立つ終わり方だ。

謎の解明は必要か

こういったAmazonレビューでの、ものすごい低評価を見たあとで本編を読んでしまったので、自分の読み方も、少しフィルタはかかってしまったかもしれない。(最初から期待値が下がっていた)

だけど思うに、最近の読者側というのも「最後に完全に、すべての謎が解き明かされる」ことを期待しすぎじゃないだろうか。

「作者の提供する解釈」と「作者の与えるメッセージ」をぽんとお皿に乗せて、どうぞ召し上がれ、というものを口に含んで、消化する。

ってことに慣れすぎて、自己消化ができなくなっている可能性はないだろうか。 (あるいは「未消化」という選択肢を放棄していないだろうか)

読者の読み方

「メッセージありき」で作品を読むのは何故なんだろう。 「メッセージなんてない」という可能性だってあるじゃないか。

  1. メッセージがあり、語られる。
  2. メッセージがあるが、語られない。
  3. メッセージがないにも関わらず、語られる。
  4. メッセージはなく、語られない。

この作品は4に分類されるんじゃないだろうか。 ただ4なのに、いかにも3に見えるところが、読者の不満を買ったのかもしれない。

Amazonレビューの反応(2)

このようにゾンビパニック以外の謎が数多く散りばめられており、その謎がついに解明される!・・・・・ といった一番大事な場面で唐突に終わってしまっているのです。 これが普通のゾンビパニック漫画で、「まぁそれくらいはいいか」程度の謎だったらここまで低評価は多くないでしょうし、実写映画化されるほどの人気作品にもならない”ごくごく普通の娯楽漫画”になっていた事でしょう。 でも花沢先生はそれを非常に面白い、ワクワクさせるような謎を孕ませた作品に仕立て上げました。 謎が段々と解明されていくような爽快感や次巻の発売を待ち遠しくさせるようなストーリー展開は本当に見事だと思います。 ・・・・・が、そうやって読者に謎解きの楽しさや面白さを与えておきながら、ズパーーーン!!と終わらせてしまったのですよ。 「謎が解明されていないのがそんなに不満なのか?」というレビューがありますが、作者が作品の中に謎を作り出し、それを段々と面白く解きほぐしている最中にこんな終わり方をされたらそりゃ怒るって話ですよ。

このレビューを読んである程度納得がいった。

自分はそこまで「謎」に対してコミットした読み方をしていなかった。 つまり読み方が違った。作品に対する「熱の入れ方」が違ったのかもしれない

読み方のコンテキスト

あとはやはり、8年間にわたり連載を置い続けるのと、今回の僕のように、まずKindleで一気読みに近い形を取るのでは、まったく熱も違うし、感じ方も違うよなあと思う。

8年間、作品を追い続けてきて、コミックスも全巻揃え、Amazonにレビューも書くような熱い読者の場合、熱の入り方が違うから、唐突な終わりに不満があっても仕方ないよなあと思う。

僕らはまったく同じ作品を読んでいるようであって、実はまったく別のコンテキストで評価を下しているのだ。

8年かけて読むアイアムアヒーローと、1日で1気読みするアイアムアヒーローまったくの別作品 だ。

Amazonレビュアーとコンビニ読者

ただAmazonレビューの反応というのは、あくまでも「Amazonレビュアー」の特質を持った評価だ。

ひとつの漫画に対して、読者の何%がAmazonレビューを読み、そのうち何%がレビューを書いているかは分からないが、全体からしてみたら少数なんじゃないだろうか。

少なくとも「傾向として、熱の入った読者」がレビューを付けているものと思われる。 つまりは、マジョリティな反応のように思えて、マイノリティな反応なのかもしれない。

Amazonにレビューを書かない読者は、そもそも評価をしないので、反応を知ることが出来ない。

たとえばコンビニでふらりとコミックスを買う読者とか、なんとなく低い温度で、全巻を読んで「ま、いいや」と思う読者の反応は、どこにも記録されない。 統計的には分からないけど、実はこういった「熱の低い読者」の方が割合は大きいんじゃないかなあ。 (最終巻まで買う読者の熱が低いかどうか、ということは考慮の余地があるけれど)

Amazonレビューの反応(3)

また別角度でのレビューもあり味わい深い。(星五個)

国内の鉄砲所持者です。

アメリカなら一家に数丁の銃があって当たり前ですが、国内では少数。 警察、自衛隊とかは勤務中は所持出来ますが、自宅に持ち帰り保管は出来ない。 自宅に銃、装弾を保管、自分の支配下に置ける合法所持者が主人公なのが面白い。 漫画に描かれている、銃についての数々のエピソードは鉄砲所持者なら凄く分かる 内容で面白い。

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