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コンビニレジの生産ロットに乗せられて

コンビニの店員さんの、人を人とも扱わない目が苦手だ。 絶対に目を見ない。

「イラッシャイマセー」 「ヨンヒャクキュウジュウエンニナリマスー」 「イコカデノオシハライデスネー」 「コチラタッチオネガイシマスー」 「アリシターマタオコシクダサイマセー」

文章では表現できない、けだるい感じで対応されるのが嫌いだ。

それぞれの店員さんで口調や、温度感、接客のニュアンスは違うと思うのだが、共通しているのは「何か嫌だ」という思い。 言うなれば「人間なのに、物扱いされる感覚」だ。 まるで、生産ロットで扱われているような気がする。

だいたいコンビニに2回行くと、少なくても1回はこの「物扱いされる感」を味わう気がする。 (この1回の印象が強すぎて、コンビニは全てが同じだ、という感じがする)

中には物腰が丁寧な店員さんもいる。だけどなぜか「それでも、嫌だなあ」と感じる場合が多い。 これは「物をぞんざいに扱っている」か「物を丁寧に扱っているか」の違いにすぎない、というか。 どちらにしても僕は、彼らにとって、次々と流れてくる生産品の一つにすぎないのだ、とか考えてしまう。

そう、コンビニに求められているのは、愛想の良さではない。 求められるのは「欲しいものが気軽に買える」という機能なのだから、接客なんかを期待するのはそもそも的外れだ。 だけど僕はコンビのレジに立つたび、多少なりとも「嫌だなあ」と思わずにはいられない。 少なくとも、愛想は悪くても良いから、人間を見る目で見てほしいなと思う。

思うのは、コンビニというのは、いい気分になれそうな、街のほっとステーションのようであって、実はアウェイな場所なのだ。 主導権を握っているのは店員さんだ、決して客の僕らではない。

それに比べると、たとえばスターバックスの店員さんは、お客を「人扱い」してくれる気がする。 スターバックスに行って、店員さんの対応で、嫌な気分になったことはいちどもない。 それはスタバの店員さんがきっと、こちらを当たり前のように、物ではなく人として扱ってくれているからだと思う。 下でも上でもない、対等な関係として、だけど最大限の親切を心がけてくれている感じだ。

表面的な物腰の丁寧さとか、言葉の使い方とかは、実は問題ではない。 「どういう気持ちで、相手を見ているか」というのは伝わりやすく、とても重要だ。 人間はきわめて社会的な動物だから。きっとその部分には敏感だ。

だから何かの店のレジに立つたびに、一喜一憂するような日々。 僕がレジに立つたび感じる「なんとなく嫌だなあ」を言葉にするなら、こんな感じ。