「薄味の食べ物」は「味わえる食べ物」だ - コンビニサラダをドレッシング抜きで食べた

コンビニのサラダを、ドレッシングをつけずに食べてみた。 炙った鶏肉と一緒のやつだ。 そうしたら、鶏肉だけで十分な塩気があった。 だから、脂っこいドレッシングはかけずに捨てた。

「サラダにはドレッシングが必要だ」という固定観念に縛られていないか? だけど本当は、必要な塩分があればそれで十分に満足できる。

塩やスパイスやドレッシングは「おいしく食べられるだけの最低限の量」があれば良い。 まずいと思ってまでスパイスを切り捨てたら、まずいし。多すぎても健康に悪いし、素材を味わうことができない。

みんなご存知の通り、僕らは日頃から、濃い味付けに慣らされている。 そして「食べ物を味わう」という行為さえ忘れてしまっているから。

薄味の食べ物というのは、実は「味気ない食べ物」じゃない。 「味える食べ物」だ。つまり僕らに「味わう」という能動的な行為の余地を残してくれている。