マインドフルネス | 瞑想を初めて2ヶ月で得られた効果

瞑想(マインドフルネスのワーク)を続けていて、最近、本当に心が落ち着いてきた。 瞑想をしている間だけではなく、日常を過ごしていてもだ。

今まであんなに、心が、不安や怒りや後悔で満ち溢れていたのに、 こんなに平穏で良いのだろうか? と思うぐらい。

瞑想を始めた最初の頃は、

  1. 何かネガティブな思考が浮かぶ
  2. 体が反応して辛くなる
  3. 思考を止める
  4. 時間が経つと、やがて体も安らかになる

という感じだったのだが、今は、何かネガティブな思考が浮かんでも、そもそも、体があまり反応を起こさなくなってきた。 あとは、自分の思考に気づいてから、それを止めるまでの時間が、ものすごく速くなった。 特に、自分がよくするタイプの考え方。「顔なじみ」の思考は一瞬で止められる。おそらく思考が浮かんでから1秒以内には、その考えを避けることが出来る。

マインドフルネスの本にかかれている「脳のある部分には可塑性」があるということを、理屈ではなく、体で実感している。 今までは「思考」→「体の強い反応」が強いクセになっており、強固な鎖で結ばれていたのが、その鎖が細くなり、たやすくは連鎖を起こさなくなったような感じだ。 無意識に、自分の思考と距離を置けている感じだ。

まだ「対処が慣れていないタイプの思考」にはイライラしたりすることもある。 体調や環境、他の出来事でも、その日にどれだけマインドフルでいられるかは変わってくる。

だけど確実に「思考に小突かれても、バランスを崩さない」ようになってきている。 マインドフルネスが「バランスを取って立っている状態」だとしたら、今までは3の力でバランスを崩していたのが、10の力でも持ちこたえられるようになった感じだ。

もちろん、あまり強い力で押されたら、バランスを崩すこともある。 だけど、今までだったら倒れていたところを、ギリギリで持ちこたえられることもある。 たとえば嫌なことがあって、イライラしながら帰路についても、「バランスを保とう」という心構えは捨てずにいられる。

たとえ倒れてしまっても、その次の日には自然に起き上がることが出来る。

たった二ヶ月でここまで心を安定させられるツールは、たぶん他に無い。