「思い悩むことは有益だ」と無意識に感じていることに気付いてる?
小話
兵士が死ぬときの多くは、モラル(士気)が低下したときだと話に聞いた。
古い考え方
- 考える・思い悩む → いざというときの作戦を練ることが出来る
- 考えない・思い悩まない → いざというときに対処できない
新しい考え方
- 考える・思い悩む → コンディションが低下して、日常でパフォーマンスを発揮できない
- 考えない・思い悩まない → 日常のコンディションのバランスが保てる分、危機に陥る可能性が低くなる
多くの本に書かれているとおり
この人間社会では「思ってもいない危機に陥る」ということは、原始時代よりはるかに少なくなった。 そして「思ってもいない危機」というのは、どちらにせよ、普段から思い悩んでいようといなかろうと、対処できるものではない。
そしていざ危機に瀕した時にはまた「思い悩む」。
脳が現代の人間社会に追いついていないのだ。 だから、この本能的なリアクションを「逆転」させた方が、近代的な社会には最適化することが出来る。
おそらく
あなたは「思い悩まなくなること」が怖いのだろう。
まずは
思い悩むことがいかに有害か、よく自分の思考を観察してみることから。 思い悩んだあとに、いかに腹のあたりが重くなるか、頭痛がするか、目を閉じたくなるか、世界から逃げたくなるかを、小さなレベルでよく観測してみる。
まず思考が自分に与えるダメージをよく理解するところから。
「認識」することができれば「解決」できる。